めくるめくメルク丸

ゲーム/哲学/人生

ムーンワールド再訪記(7)オフィシャルガイドブックという名の……

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昨日は形而上的にも形而下的にもなんだか「行き止まり」を感じた当再訪記ですが、何よりも優先すべきは頭でごちゃごちゃ考えるよりもJPI!(Just Play It)という保留信なので、気を取り直して続行したいと思います。以後、お神酒知りを、もとい、お見知り置きを。

さて、今日は本棚から埃をたっぷり被ったこの本を引っぱり出してきました。

『moon オフィシャルガイドブック』(アスキー)。ちゃんと読むのは初めてかも。当時すぐに新品購入したものの、出た時にはもうクリアしていたので仕舞ったままになっていました。しかし今回(大声で言うのは恥ずかしいのだけど)、とあるアイテムの入手方法にすっかり行き詰まってしまって。「あ、これ自力じゃ見つかりそうもないな」、と。あ〃、あの頃より忍耐力と洞察力も弱っているのかしらん。認めたくないものだな、加齢ゆえの弱体化というものを。

それで、致し方なしにこのガイドブックを紐解いてみたのですが、なんや、これ、めっちゃ良くできとるやないか(ヨシダ風)。

僕はかつて(moon発売数年後から)3年ばかり、書籍の編集みたいな仕事に関わっていたことあるのですが、もう、その頃に携わっていた書籍たちとこれを読み比べると、まさに「月とすっぽん」ですわ(うまいこと言った)。

それで、行き詰まっていた箇所などすっかり忘れて、1時間ばかり読みふけっちまいました。キャラデザインを手がけたラブデリック倉島一幸さんの全面協力を得ているからというのも大きいのだろうけど、総じてデザインが素敵でキュートで素晴らしい。「攻略本然」としたところは微塵もなく、まるでセンスの良い絵本のよう。だけど、行き詰まっている人にはばっちり役に立ってくれるという、まさしくガイドブック/攻略本のお手本のような出来映え。

いったい、何処がこしらえたんだよ……と巻末を見れば、おお、かのCB'S PROJECT。今は亡き成沢大輔さんの編集プロダクション。そりゃあ、出来良いわけだ。当時の編集者志望だった僕は、まっさきにここの門戸を叩くべきでしたね。成沢さんもこのプロダクションも無き今となっては、詮無き話ですが。

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聞いてくださいよ、さらに今日ですね、再プレイ後初の「ゲームオーバー」を迎えちゃいました。このゲームにおいて「ゲームオーバー」っていうのはいささか違和感あるのですが。

その理由というのがですね、城下町で鳥のヨシダさんのツアーに何も考えずに申し込んだところ、「出発する時になって着くのは2日後」って言うじゃありませんか。なんじゃそりゃ、先に言ってよ、とヨシダに言っても鳥カゴ街に戻らず。

「なんとか持ってくれよ……」との願いも空しく、案の定、ギリギリ空の上でアクションリミット切れちゃった。焦って写真を撮ったので、画面が暗くなってますが、記念すべき(?)初game over画面。おまけに、今日は始めてからここまで1度もセーブせずに(眠らずに)2時間ばかりソウルキャッチしたり、住民たちからラブをゲットしてたんです。一切合切灰燼に帰しましたわ。

ええ、さすがにやり直す気力、湧かなかったですね。常人らしく、1日のうちにゲームに費やせる時間は限られてるし、おまけに(誰に頼まれたわけでもないけど)これも記さなきゃいけないし。どうやら、昨今の生ぬるいオートセーブ環境に慣れすぎていたようです。かつてはこういうこと、日常茶飯事だった気ぃする。


そういうわけで、明日また、頑張ろうと思います。できるだけガイドブックには頼らずにね。しーゆーとぅもろー。