めくるめくメルク丸

ゲーム/哲学/人生

2023年"ゲーム初め"ご挨拶

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
2023年もゲームについてなんやかや所感やら七面倒なことをここに記していく所存ですので、何卒宜しくお願いいたします。

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さて、だいぶ、ご無沙汰しておりました。半年近くこのブログの更新が滞っていたのは、商業誌で頂戴していた仕事にかまけていたからというのもあるのだけど、それ以前に、自分とゲームとの「距離感」がうまく掴めなかった、というのが大きかったように思います。

どういうことか?

昨年は瞠目に値するゲームが例年にも増してたくさんリリースされたし、ライター仕事以外でも時間を見つけて日々ゲームしていたのだけど、どうも「ゲームすること」が「公私」における「公」の領域に入りすぎていたきらいがありまして。

これはおそらく、件のIGNで書き始めたからというのもあったのでしょうが、それだけではなく。やはり、「やる」「書く」(所謂「インプットとアウトプット」)が圧倒的に足りていなかったのだと思います。

そしてやはり、自分にとっての本拠地というか、本来性を発揮できるのは、この私的なちびブログなのです。そういうわけで、今年はこのちびブログを再びせっせと更新していくことになると思います。たぶん、過去最高頻度で更新するんじゃないかな……ちょっと勢いで言ってますが(笑)、その可能性はきわめて高いです。商業ライターとしても、昨年よりいっそう頑張りたいと思っているので筆量は倍増しするでしょう。

で、ここで何について書くか?というと、それは結局「ゲーム」のことなんですね。あとはゲームの延長として、映画やマンガやゲームについてなんかも書くかもしれませんが。そして、それは自分にとっての人生テーマ、哲学的考察なんかにも繋がっていくわけです。ちょっと大げさかもしれないけど。けどまあ(古い友人の口癖)、そうあってほしいな……と思っております。

ところで昨日、IGNに個人GOTYを掲載してもらって。こちら昨年クリスマスくらいに書いたものですが、読み返してみて、ああ、やっぱり自分の興味の対象は「ゲーム+α」がますます大きくなっていたのだなあ、と強く感じました。よかったら、読んでやってください。昨年の所感と、個人的に響いたゲーム10本(うち4本について)書いています。

「ゲーム+α」の「α」というのは、まあ映画でも文学でも恋愛ドラマでも何でも良いんですが、自分にとって「そういうもの」を感じた作品が1〜5位を占めています。

この+αっていうのは「純然たるゲームではない」っていうことではないのです。「アクション要素がない」とかそういうことでもなく。だいいち、「純然たるゲーム」って何だ? カービィとかエルデンリングとかスプラトゥーンがそういうものを指すのか?「や、その論理で言ったら、ほとんどのゲームは「ゲーム+α」なんじゃないか?」というツッコミもあるかもしれません。そして、確かにその通りなんですよね。それについては引き続きもう少し考えてまた記したいと思います。

また、年末にプレイしたゲームがこの中には当然含まれていないので、もし今2022年個人GOTYを挙げるなら、ちょっと違ったものになるかもしれません。たとえば、『キラキラミラ 10人の遺伝子異常者と赤い幽霊』なんかはぜひとも入れたい。こちらのゲームについてはまた近いうちに何か書けたらと思います。それでは、2023年もどうぞ宜しくお願いいたします。ラブムー